待望の鉄のフライパンを攻略したので書いていきたいと思います。
テフロン加工のフライパンは軽く食材がくっつきにくく便利ですが、寿命が本当に短い。短命。ということは、すぐにゴミになってしまう訳です。
そこで、手入れができて長持ちするフライパンを探していたら出会いました、鉄のフライパン!
昔は、当たり前に使われていた鉄のフライパンですが、使い勝手が悪く、テフロン加工のフライパンが台頭し今日に至る訳です。
しかし、昨今では改めて鉄のフライパンの良さが見直されてきているようです。
実際に、今回買った鉄のフライパンも4カ月待ちでの購入になりました。
料理をするうえで大切な道具であるフライパン!使って楽しい育てて楽しい鉄のフライパン。見ていきましょう!!
鉄のフライパンの紹介

鉄のフライパンの「いいね」
テフロンより長く使える
テフロン加工のフライパンの寿命は鉄のフライパンと比べて圧倒的に(みたの肌感覚調べ)短く、2年~3年くらいですかね。正式なデータがあればよかったのですが、結局見つけられず、まさかの「肌感覚」に頼ってみました。
対する鉄のフライパンの寿命は諸先輩方の情報によると「ほぼ一生」になるそうです。おわかりいただけただろうか・・・。もう、肌感覚でも大丈夫ってくらいの大差で長寿命、長生きなんです。もちろん、この後書いていく使い方を正しくやっていることが長寿命のコツなようです。
仮に、テフロンのフライパンを1つ4,000円で買ったとしましょう。寿命は3年。鉄のフライパンが強気の1つ10,000円。寿命は一生。20歳で購入し86歳までの66年間でフライパンを買ったとしたら・・・
テフロン 22回×4,000円=88,000円
鉄のフライパン 1回×10,000円=10,000円
仮定がめちゃくちゃですが、簡単に言えば圧倒的に「節約」になるということです。そして、捨てる回数がなくなるわけですからゴミが出ないのです。ここが大切ですね!いいね鉄のフライパン!
鉄分が摂れる
みたいです。鉄のフライパンは鉄でできていますから、使っているうちに鉄が摂取できるようです。日常でなかなか摂取しにくい鉄分を日常の調理で補える鉄のフライパン。
高温で調理ができる
熱伝導率が低く蓄熱性が高いのが鉄のフライパンの特徴です。つまり、「熱しにくく、冷めにくい」のです。
熱々にしたテフロン加工のフライパンに食材を入れたら、思ったよりも熱くなくなってしまい慌てて火を強くしたような経験があるんじゃないでしょうか?これは、食材の温度によってフライパンが冷めてしまった可能性があります。
しかし、鉄のフライパンはそんな裏切り行為はしません!しっかり熱した鉄のフライパンは、蓄熱性が高いので温度がすぐに下がることはありません。火力が命のチャーハンや野菜炒めなどはフライパンの違いで圧倒的に差が出るようです。すばらしい!!
鉄のフライパンの「だめね」
重い
重いのが鉄のフライパンのいけないところ。まあそうですよね!「鉄」ですから。
しかし、このデメリットを解決する方法がありました。筋トレすればいいのです。10kgのダンベルを毎日1万回あげていれば鉄のフライパンなんて羽くらい軽く感じます。簡単なことですね。

手入れが大変
鉄のフライパンはテフロン加工のフライパンと比べて手入れが大変です。
手入れを疎かにしているとフライパンが傷んでしまいます。
しかし、このデメリットを解決する方法がありました。
「手入れが大変」ではなく、「手間をかけて鉄フライパンを育てている」と考えましょう。どうでしょうか?この考え!!
時短や効率が求められる今日!!東京を歩く人は皆足早に流れていきます。Time is money.しかし!!!あえて、時間をかけて道具に向き合う!!これはある意味贅沢ではないのでしょうか?
って考えたら、手入れも悪くないかも。うん。
ってことで、長くなりましたが、やっていきます鉄フライパンの攻略。
さあいくぞ!鉄フライパンを買ったらやること
鉄のフライパンを購入したら、多くの鉄のフライパンで下記の工程が必要になるはずです。
ちなみに、今回みたが購入した鉄のフライパンは、空焼きが必要のないものでしたが長時間放置したのがよくなく、一部に錆が見られたので練習を兼ねてすべての工程をやってみました。
使っている中、錆などが出た場合、同じ工程を行えばずっと使い続けることができるようです。
ここが、テフロン加工のフライパンと違う所ですね。テフロン加工であるとテフロンが剥がれたら回復する方法はありません。捨てるだけです。
話を戻します。
今回の鉄のフライパン攻略の作業に必要なものです。
- 鉄のフライパン
- オイルポット
- くず野菜
- 油(サラダ油やオリーブオイルなどでOK)
手順は基本的には以下になります。
1.洗い
2.空焼き
3.油馴らし
4.洗い
5.コーティング
今回、ブログだけではなくYoutubeにも動画をアップしてみました。流れや雰囲気は動画で、動画にない細かなところはこちらのブログで確認して頂けたらと思います。
行ってみましょう!
まずは洗います

買ってきた鉄のフライパンを洗います。ここは単純にきれいすっきりにするだけです。洗剤を使ってスポンジで洗います。
空焼きをします

きれいにしたフライパンを強火にかけます。
これは、鉄のフライパンについている水気と錆止めを焼き切るためだそうです。
また、フライパンの表面に凹凸をつけてこの後につける油のなじみをよくするためとも言われています。
この鉄のフライパンは、本来であればこの工程は必要ないのでわかりにくいですが、この工程が必要なフライパンはきっと、上の写真のフライパンの奥側のように「青白い」状態になってきているはずです。この色の変化が正しいもので、傾けたりして側面などフライパン全体をこのような色になるまで火にかけます。
ですので、他の方のやり方をみても、ここの空焼きに結構な時間をかけています。

カンカンに熱くなっている鉄のフライパンは、水につけて急冷させずに、放置して冷ましてください。十分に冷めたらしっかりと洗います。焼き切った錆止めを流します。
油馴らし
洗ったフライパンをもう一度火にかけて水気をしっかり飛ばします。
そしたら、油を入れます。油を入れた後は火加減に気を付けてください。うっすらと煙が出始めたらそれ以上出ないように火を弱めてください。

少ししたら、フライパンを傾けて側面まで油が着くようにします。こぼさないように気を付けながら油をなじませます。

フライパン全体に油が馴染んだらオイルポットに油を入れます。

この後にくず野菜を炒めるので、フライパンに少し残してもいいですし、気になる方は全てオイルポットに入れて、新しい油を入れてください。

今回はキャベツの外側の葉をくず野菜として使いました。ねぎとかニンジンとかでも大丈夫です。
この工程では、炒めることにより側面までしっかり油を馴染ませることと錆止めの臭いを野菜に着けて取ることが目的になります。
ですので、野菜が焦げても気にせずに炒めてください。食べるわけではないので馴染ませることを第一に!本当はこの野菜もコンポストに入れたかったけど…間に合わず…。ごめんなさい。
洗います
ここでも洗います。ただ今までの洗う工程と違います。
油を馴染ませた鉄のフライパンは、洗剤を使わずに洗ってください。
洗剤を使って洗うと折角馴染ませた油が流れてしまい、くっつきやすく、また、錆の原因になります。たわしでしっかり洗うだけにしてください。

コーティング
また、フライパンを強火にかけて水気を飛ばします。
鉄のフライパンの天敵は「水気」なんですね。これが錆の原因になりますのでしっかり飛ばしましょう。

水気が残ってないか確認し、少し冷まします。冷めたら、油を全体に塗ります。

フライパン全体を油でコーティングしていきます。鉄のフライパンですので錆を防止するためです。
自転車のチェーンも錆止めに油を付けてますよね。また雨などで濡れたままですと錆て来てしまいます。それと同じですね。

裏面や柄の部分もしっかり塗ってあげましょう。
これで完成です。
保管場所は風通しのいいところが理想的です。湿気は天敵。
あとは使うだけ
新品の鉄のフライパンはこれで使える状態になりました。
使っているうちに、錆や焦げ付きができてしまったら、削るなどして上記の工程を再度行えばまた使えるようになるようです。鉄なのでテフロンを気にせずしっかり擦っても大丈夫そうですね。
テフロン加工のフライパンにはない、道具を手入れして使う楽しさがある鉄のフライパン。
不満や不便が排除された現代で「不便を楽しむ」ことは逆行しているかもしれません。しかし、ゴミ問題を考えれば、この選択は決して悪くないものだと思います。
これからどんどん使ってみて新たな発見をお伝えしていきたいと思います。
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