台風15号が関東地方に向かっているとのことでしたので、以前からやろうと考えていたゴミ拾いをしてきました。
前回お伝えした江の島でのゴミ拾いはボランティアとして参加をしましたが、今回はどこかの団体が主催するごみ拾いではなく、個人でごみを拾ってきました。
なぜごみ拾いをやるのか?
江ノ島でごみ拾いに参加したときに聞いた話ですが、海のごみの8割が都市部から流れたごみであると知りました。
発生原因は、街でポイ捨てされたごみや、ゴミ捨て場に集まったにも関わらず、鳥に荒らされてしまい散乱したごみも発生原因になるようです。散らかったごみはなかなか触れたくないのが正直なところです。
それらのごみは、風に飛ばされると小さく砕けより遠くに飛ばされる。または、川に行きつき海に流れ着くのです。
確かに、海岸で「えいっ!」って海に向かってポイ捨てする人なんてなかなか見ないですよね。
話がそれましたが、海でのごみ拾いを経験し、海から離れて関係がないと思っていた都市部でも、海を汚さない活動ができることに気が付き、ごみ拾いを始めたということです。
Let’s ごみ拾い

ゴミ拾いに必要なもの
- ゴミばさみ しゃがむのが大変だし、つまんだほうがいいよね。
- 袋 何枚か用意して、分別しながら集めましょう。
そんなにいらないですね。
私、みたは土曜の朝6時30分から始めました。残暑が厳しい9月ですから少しでも涼しい時間に。なんだかんだ90分くらいごみ拾いをしていましたので、マイボトルでお水はあったほうがいいかなあ。結構、一人で盛り上がれます。
ルートは足が向いたほうで。ちなみにみたは、「日陰があるところ」がテーマでした。とにかく木がある道でごみを拾う。大切。
開始20分

今回は、紙袋に燃えるゴミ(缶の存在を忘れていたので、缶も一緒に)と家にあったレジ袋にプラごみの布陣です。
始まってから「多いなー」と感じた燃えるごみは、たばこです。
プラスチックごみは、ペットボトルとおにぎりやサンドイッチの梱包ごみが多かったです。
たばこは埋まっていると拾いにくい。でも拾わないと。なぜなら、たばこは細かくなって海に流れやすいそうです。下水処理場のフィルターとかを通過してしまうほど小さいって聞きました。
開始40分

花が咲いていました。きれい。
ごみを探そうと下を向いて歩いていましたが、顔を上げたらこんなにきれいな花が。
仕事で駅に向かう人たちは、ごみを拾うわけではないですがみんな下を向いて歩いていました。恐ろしい現代社会・・・。

公園にある小川でザリガニでも釣っていたのでしょうか?
木の枝に釣り糸?を付けたまま捨ててありました。こういった物が海に流れて、魚や動物を殺しているのでしょう。ちゃんと拾います。

ペットボトルの蓋がぺっちゃんこです。車の一撃でしょうか?逆に言えば、踏まれてもここまで形が残っているということです。つまり、自然界にでても残り続ける。
使うときは便利な耐久性や強度でメリットになりますが、自然界に出てしまったらそれは、ハイパーデメリット!まあ、粉々になっても土に還るわけではないですが。
おばあちゃん
話が完全に逸れます。
自動販売機の下に10円を落としたおばあちゃんがいました。手を伸ばして取ろうとしてましたが、杖をついている方でしたので、膝を曲げて取ることに難儀しているようでした。
「おばあちゃん、取るよ」と声をかけて、10円を拾い渡しました。そしたらお礼に50円くれました。
すっごく喜んでくれていて、「本当はジュースでもごちそうしたいけど、小銭がなくてね。」って言って、世界一の笑顔で50円をくれたのです。
うん。プライスレス。
ありがたくいただきました。今日はいい日だなって思って帰宅したら、車がパンクしていたことは忘れた。
おばあちゃんありがとう。
開始70分

柵の向こうにご丁寧に投げてくれてました。ホームランです。イチローでも届きません。

見つかってほしくないのでしょうか?草の間に深めに捨ててありました。青い花がきれい。
ゴミ拾い終了

あっという間の90分でした。ゴミ拾いでこんなに集中できるとは思っていませんでした。
写真の燃えるごみで圧倒的に多かったのは、やはりたばこでした。40本近く拾ったのかな。
ぷよぷよ方式で、ポイ捨てした人の頭に5倍くらいのごみが降ったりしないかな?笑
って考えるくらいたばこが目立ちました。
次点で空き缶。夏だからか。冬なら温かい缶が捨てられるだけか。

こちらも飲料のプラが目につきます。
細かいもので言えば、自転車の反射板やプラの爪楊枝などを拾っていました。
台風の前にこれらを拾えてよかったと思わなければ。
拾ったごみは家で分別して処分しました。これで初めてのゴミ拾いは終了です。
ゴミ拾いは大切だって当たり前なことを言いたい
ごみ問題を考えるブログということでこれまで書いてきました。それは、発生させないことに重きを置いていましたが、すでに出ているごみにも注力していかなければいけません。
理由は冒頭で書いた通りです。都市部から海を汚している。原因はポイ捨て。
ポイ捨てしないで。
ごみはみんなで拾いましょう。
拾ったペットボトルのキャップに、ある飲料メーカーの企業理念が書いてありました。
「水と生きる」
ポイ捨てした人がいけないわけで、このメーカーが悪いと言いたいのではありません。
しかし、ごみを拾っていると「皮肉なもんだな」って感じちゃいました。
このまま水と生きていけるのか?
正直、難しいかと思います。
今生きている人たちができることをしっかりやっていきましょう。
環境問題に取り組むことができるのは今生きている私たちです。そして、私たちが環境問題に取り組める最後の世代だと思っています。次の世代では間に合いません。
ゴミ拾いはだれでもできます。ポイ捨てはだれでもやめることができます。
このブログにたどり着いてくれた皆様。ありがとうございます。
ご協力よろしくお願いします。
そして、気が付けばアメリカでごみ拾いしてました。コロナで緊急帰国になりましたが、さすがアメリカ!って思えるゴミ拾いでした。
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